現在頻用されている漢方薬の中にも当帰が含まれている処方は数多く存在します。
「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は女性の冷えや月経困難症、更年期障害などに使用されています。
「当帰飲子(とうきいんし)」は湿疹などの皮膚病に使用されています。
血(けつ)を補う代表処方の「四物湯(しもつとう)」には、当帰が欠かせない生薬として含まれています。
四物湯を含む「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」や、「温清飲(うんせいいん)」、「弓帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)」、「七物降下湯(しちもつこうかとう)」など、その用途は幅広いものがあります。
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